2015年05月01日
このお店をネタ帳で取り上げていなかったのは意外でした。
たしかに中南部では浸透しすぎて思わずスルーしてしまいそうな当たり前のような存在かもw
「ぜんざいの富士屋」は那覇市泊にあるその名のとおりぜんざい屋さん。
ところがどっこい、“ぜんざいをデリバリーする!?” という、ぜんざいの概念を大きくひっくり返した革命的なぜんざい屋さんだったのです。
だって、ぜんざいですよ。
たしかにアイスクリームは持ち帰りできますね。ドライアイスを付けてもらってけっこう遠隔地まで運べちゃいます。
でも、ぜんざいですよ。
PROが子供の頃は、徒歩3分圏内のぜんざい屋さんに自宅から“お椀” を持参して盛ってもらって走って帰る!
それ以外はお店で食べるしかぜんざいを楽しむ事はムリでした。
(あ。熊の形をした家で氷を削るマシーンw もあったかも...)
それが、富士屋さんの登場でぜんざい屋さんが自宅までぜんざいを届けてくれる時代がやって来て、暑い沖縄では衝撃的なサービスで、一気にご家庭で、そしてオフィスでひっぱりダコになっちゃいました。
と、その前に沖縄の“ぜんざい” について触れとかなきゃならないですかね?
一般的に、沖縄を除く鹿児島以北の日本では、“ぜんざい” といえば暖かい食べ物ですよね。
関東では汁気のないものが“ぜんざい” で、汁気があるものを“しるこ” 。かな?
関西では、汁気がないものは“小倉” 、汁気があるものを“ぜんざい” ? あってますか?
沖縄では、日本の汁気のあるヤツにかき氷を盛ったのを“ぜんざい” 。氷がない暖かいものは“ホットぜんざい” と呼びます。
本土では、沖縄のようなかき氷版ぜんざいを何て呼ぶんでしょう? 金時? 氷あずき?
さてさて、この“ぜんざいの富士屋” さん。
開業は1992年だそうです。
PROが本土での仕事を辞めて沖縄に帰ってきたのが1993年ですから、ちょうど沖縄にいない時に登場したみたいですね。
たしかに大学在学中には沖縄で見かけなかったのに、帰ってきたらブームになっていたので、ちょっと浦島太郎の気分だったのを覚えています。
会社で3時前になったら女子が、“富士屋にデリバリー頼むけど、他にも食べる人いますか~?” みたいな感じで。
富士屋が何かわからないPROは同期の女子にこっそり聞いてました(恥)
今では、ひと夏に2回ほど泊のお店で、5回ほど大型スーパーの出店で買って食べています。
泊のお店は毎年外観か店内を改装してイメージチェンジしてる気がします。
今年の外観はえらく派手な装いになっていますね。
ちょっと目がチカチカするw
駐車場は建物と同じ敷地に3~4台とお向かいに10台くらいかな。
スペースは十分なので、沖縄レンタカー の観光客もよく見かけます。
いろいろな観光情報誌で紹介されているので、地元だけではなく、観光客にも知られたスポットになってしまいました♪
店内も昔は少人数が座れるテーブルが主でしたが、今は座敷もあって、お子様連れのお客様にも利用しやすくなっています。
ちょうど今日からゴールデンウィークですが、この期間は観光でいらしたファミリー客もきっと増える事でしょう。
この20年余りの中で、メニューもかなり増えています。
今では“ぜんざい” にとどまらず、沖縄そばやタコラス等の沖縄を代表する軽食メニューや、ハンバーグやステーキといったしっかりしたものも提供しており、もう立派な食事施設です。
“ぜんざい” も開業当初は“沖縄ぜんざい” 1本だったはずですが、ミルクぜんざい、コーヒーぜんざい、黒糖ぜんざい、抹茶ぜんざい、マンゴーぜんざい、かき氷、とバリエーション満載。
PROはここ数年、“抹茶ぜんざい” でブレませんね d(^^
富士屋さんをここまで発展させた“デリバリー部隊” を支えるバイク's。
これで、那覇市、および近隣市町村を駆け巡っています。
また、今年の夏もお忙しいんでしょうね。
チバリヨーさい!
〒900-0012 沖縄県那覇市泊2-10-9
TEL 098-869-4657
営業 11:00~21:00 ※年末年始休み
TEL 098-869-4657
営業 11:00~21:00 ※年末年始休み