2015年03月06日
スイマセン。今週は確定申告のクライマックスで4日ほどネタ帳更新を休んでしまいました m(_ _)m
この「垣花樋川(かきのはなヒージャー)」にお邪魔したのも実際は4日前でした。
この日は晴れたり曇ったりのなんだかハッキリしないお天気でしたが、気温は曇っている時でも高めで概ね過ごしやすかったですよ♪
ついでと言っては何ですが、近くの見晴らしの良いカフェでランチも楽しんできましたので、そちらのネタも次回ご紹介したいと思います。
「垣花樋川(かきのはなヒージャー)」は南城市に所在するのですが、この南城市は、・佐敷町、・知念村、・大里村、・玉城村 という4つの町村が合併してできた市で、具体的には旧 玉城村に属します。
特に旧 玉城村は今でも古民家が多く、他の自治体に比べると沖縄の昔の風景を見る事ができるんですよ。
上の写真、樋川に下りていく道の入り口なんですが、すぐ傍には赤瓦の上で鎮かにシーサーが見守っているお屋敷があって、なんか癒されます。(壁もコンクリートじゃなかったらもっとかっこよかったのに...。)
今回PROは、南風原町の“兼城(かねぐすく)交差点” から南に進み、県道86号線に沿ってここにやって来ましたが、途中、「琉球ゴルフ倶楽部」の傍を通ると、3月6日から開催される“ダイキンオーキッド・レディーストーナメント” の準備がなされており、“あぁ、またこの季節がやって来たんだな。もうすぐ春だなぁ...。” となんだかワクワクしちゃいましたw
樋川に下りていく道ですが、最初は薄暗く、落石防止ネットなんかが張ってあってちょっと躊躇っちゃう雰囲気なんですが、少し降りていくとすぐに拓けて空と海の眩しい“青” が飛び込んできます。
水がせせらぐ音も心地良く、目に耳に気持ちいいスポットでした。
案内板を読んでフムフム...。
それぞれの水場に詳しい説明がないのであくまでPROの想像の範囲なのですが、
・二つ目の写真で一番目につく大きな水場が「ンマミシガー(馬浴川)」
三つ目の写真は「ンマミシガー」の下からのアングルで、見づらいですが日本の水流が注いでいます。
・左が「イナグンガー(女の川)」、・右が「イキガンガー(男の川)」 ...でしょう。
「イナグンガー」はこのネタの一番最初の写真にある龍の注ぎ口から流れ伝わっているようです。
これら全体を「シチャンカー(下の川)」という総称で呼んでいる。
こんな感じであっているかしら?
「ンマミシガー」のところの生い茂った木々の隙間から太平洋が見えます。
志喜屋漁港を中心に据えると、左には遠く神々の島「久高島」、その中間には海水浴で有名な「コマカ島」、やや右手には陸続きですが「アージ島」、その横に「百名ビーチ」。
もう少し高いところにある「ニライカナイ橋」からのロケーションもいいですが、この時間が止まったような場所から全部丸抱え出来ちゃうような感覚も贅沢だなぁ。
この樋川のすぐ近くには、「垣花城跡」というスポットもあるんですよ。
案内板によると、“城の歴史については、記録や伝承がなく不明である。” とあります。
すなわち、“過去のこのお城の主は誰か分からない” という事です。
世界遺産にも指定された「中城城跡」や「勝連城跡」等々の著名なお城には、「護佐丸」や「阿麻和利」といった城主がしっかりと記録されていますが、沖縄には主がわからない小さな城がたくさんあるんですよ。
特にこの島尻エリアにはグスクロードと呼ばれるほど大小さまざまな城が多く点在していて、素性が分からないからこそ、想像の翼が拡がって楽しいのかもしれません。
下の写真は、“これホントに道なのかな?” と思うほど荒れ果てた石(岩?)を踏みしめて登って行きます。
勾配も急で小さなお子さんやご年配の方はちょっと大変かもしれませんね。
不安ながらも少し進むとほどなく郭かと思われる外壁や、石門らしき人工物が現れてきました。
それほど高い丘ではありませんが、山頂は木が生い茂りとても景色を楽しめるコンディションではありません。
奥の方は“御嶽” でもあるようですし、失礼のないようサラっと見学してお暇いたしました。
「垣花樋川」、そして「垣花城跡」。共に近くに“駐車場” と公言している案内はありませんでした。
3枚目の写真にある樋川に下りていく入口の標識のあたりに3台くらい停められるスペースがあり、皆さんそちらを利用しているみたいでした。
まぁ、そんなに人がわんさかしているスポットではありませんので、よほどの事がなければ駐車スペースに困るという状況にはならないと思います。
沖縄レンタカー でお越しの観光客の方もそれほど心配なさらなくてもいいでしょう。
ありきたりの有名観光スポットではなく、ちょっと癒されたいのんびり旅程のお客様に是非オススメです。
その際、休憩にぴったりのカフェを次回のネタでご紹介いたします。お楽しみに。