2015年03月17日
「美ら海水族館」だけが「国営沖縄記念公園」の魅力なないですよ。
もちろん、イルカラグーンの「オキちゃん劇場」や「熱帯ドリームセンター」、「海洋文化館/プラネタリウム」等、名の知れた施設が他にもたくさんありますが、今回はあまり耳慣れない隠れた迷?スポットをPROがご紹介いたしましょう。
それにしてもアレですね。
あまり気にする事ではないのですが、まさにピンポイントで“EXPO'75 沖縄国際海洋博覧会(略して 海洋博)” の時代を育ったPROにとっては、「海洋博記念公園」が「国営沖縄記念公園」と呼ばれるようになってもなかなか馴染まないですね f(^^;
さて、今回の地元ならではのスポットは、「沖縄県指定天然記念物 本部町大石原(おおいしばる)アンモナイト化石」です。
この「国営沖縄記念公園」の園内でアンモナイトの化石が見られるのをご存知でしたか?
特に沖縄レンタカー の観光客の皆さんの場合、限られた時間の中で効率的に旅程をこなさなければならない訳ですから、「美ら海水族館」のある中央ゲート周辺しかご覧になれない。
「大石原アンモナイト化石」は中央ゲートから南に約13~15分くらい移動したところにあります。
位置的には「熱帯ドリームセンター」から少し海岸に下りたところなんですが、坂道の傾斜を緩和するために導線がうねっていてちょっと時間のロスを感じるかもしれません。
アンモナイト化石のある海岸の方から見上げて撮った「熱帯ドリームセンター」が下の写真です。
「熱帯ドリームセンター」下の海岸線に沿った遊歩道を歩いていると、地味~な案内板が現れました。
これですね。「大石原アンモナイト化石」のある場所に到着です。
天然記念物に指定されたのは1974年との事ですのでけっこう古い話ですね。
“海洋博” が開催される前年に指定されたようです。
“本部町が沖縄本島内でもっとも古い地層が分布するエリア” というのも初めてPROは知りました。
以前にも触れましたが、こういう薀蓄もこの歳になってやっと受け入れられる落ち着きが出てきましたw
舗装された遊歩道からアンモナイトがある海岸までは約20mくらいの距離でしょうか? ホントに近くです。
遊歩道のところから砂浜が覗けます。
広報には瀬底島も見えますね。
藪をくぐって砂浜に出るとなかなか迫力のある景色が広がっていました。
天気は曇り空という程度だったのですが、今日は風が強く波が荒れていて沖縄の海というよりも“冬の日本海” という感じかな?
この程度で荒れていると言ったら日本海沿岸の方に怒られるかもしれませんが...。
左手には瀬底島(せそこじま)、正面に水納島(みんなじま)、右手に伊江島(いえじま)をすべて見る事が出来ました。
砂浜にはあまり沖縄の海岸線では見かけない無骨な重い色の岩がたくさん切り立っています。
薄くスライスされた岩が斜めに突き刺さるように拡がっており、さながら巨人がヒョイヒョイと砂浜にばら撒いたような雰囲気でした。
これも自然の波の浸食によってできたとおもうと不思議ですねぇ。
お目当てのアンモナイト探し開始です。
正直に言います。メチャ大変でした(疲)
岩とアンモナイトがまったく同じ色で保護色になってます。
でもって、どんぶり位の大きさをイメージしていたのですが、ここに残っているのは大体ヤドカリの殻くらいがせいぜい。
たしかにどんぶり位大きかったらこんなところに残ってなくて博物館行でしょうねw
“砂漠で針を探す” とはまさにこの事で、“ウォーリー探せ!” なんて子供の遊びだわ。(いや、子供の遊びでしたw)
だんだん岩のひっかき傷やフジツボまでアンモナイトに見えてきました...(焦)
約40分ほどウォーリーを、 いやもとい、アンモナイトを探しましたが、それらしきもの2個見つけたところでギブアップでした。
これは邪推なのですが、管理人もいないのでこのくらいの大きさの化石なら割と気軽にほじくって持って帰っちゃう人もいるんじゃないでしょうか?
もしそうだとしたら、そのあたりはモラルを考えなおさなきゃいけないでしょうね。
たぶん女性陣はこのカテゴリーは苦手かも。
地理好きお父さんや男の子は何時間いても楽しいかもしれません。
ちょっと岩が気になりますが、大人の方がしっかり見張っていれば、砂浜で小さい子を遊ばせてても楽しいと思いますよ。
とにかくヤドカリがいっぱいでした。