沖縄レンタカーPROブログ

小さな漁港のセリ市 北谷町浜川漁港 【観光】

2013年07月23日







昨日は県都那覇の卸売市場をご紹介しましたが、今日はPROの実家から近い地元の小さな漁港“浜川漁港” です。
「北谷町漁業協同組合」がこの浜川漁港でセリを行っています。


場所は北谷町の美浜アメリカンビレッジの近く。ザ・ビーチタワー沖縄やベッセルホテルカンパーナ沖縄からもレンタカーで約5分程度の移動距離です。来年の9月にはヒルトンホテルも開業しますよ。(予定)

少し先には“砂辺海岸” という西海岸ではサンセットがキレイと有名な海岸線もあります。



この市場はちょっと珍しくて、AM10:00 とか10:30 とかからのセリ開始で、けっこうゆっくり始まるんですね。
聞くところによると、仲買人さんって一つの市場で必ずしもその日予定していた魚をすべてゲットできる訳ではなく、確保しそこなった素材を追って複数のセリ市場をこなす方々がいらっしゃるそうです。
そんな感じで各セリ市場は少しづつ開始時間がズレているらしく、浜川漁港は最後の方の時間帯との事。
はじめて知りました Σ(@@;)



その他にも面白い話として“需給関係” の事も興味深かったです。

小学校?(中学校?)で習った“需給関係” 。 そうです、需要が強ければ高くなって、供給が強ければ安くなる。 ってヤツ。
ニュース等ではもっぱら「今年は凶作で」とか「この夏は大漁で」なんて、どちらかというと商品の供給量のほうが値段を揺さぶっているように感じちゃうんですが、セリ市場では商品の供給量もさることながら、この日市場に来ている仲買人が多少でけっこう値付けに影響するんだそうです。

言われてみりゃ当たり前なんですけど、一般人ってセリに来ている仲買人の数って毎日同じだと思ってませんか?
毎日、毎朝仲買人さんにとってルーティンになっていて、来ない日があるなんて想像していなかったというか...。

この浜川漁港のようにセリ時間が遅いと、それ以前のセリ市場で目的が達せられた仲買人さんは切り上げて帰るなんて事もある訳です。

ね。けっこう面白いでしょ? あれ、こんなにツボにはまったのはPROだけかな?w





意外な場所に沖縄レンタカー


魚屋の車っぽいのが集まってます あそこかな?




AM10:10 頃に到着したのですが、その時にはセリはすでに始まっていて、威勢の良いセリ人の声が構内に響き渡っていました。驚いたのは、その声女性なんです。
北谷町漁業協同組合のセリ人のなかには2人の女性がいらして、たまたま今日はその女性のうちの1人が担当だったそうです。
男の戦場みたいなイメージがありますけど、ここにもしっかりと女性が進出しているんですね b



 

おぉ! こじんまりしているけど本物だ


皆さん真剣に選んでいます


今日の目玉は7.7㎏のマチ


なんだ、このらしからぬ人は...?




この浜川漁港のセリは、わりとアットホームな感じで一般の見学者も多いそうです。
小売店だけではなく、中には一般消費者の方が仲買人さんに直接声を掛けて、「あの魚をこの位の値段で落としてほしい」なんて交渉も頻繁に行われているみたいですよ。

お祝い事などで大量にお刺身が必要なんて時はこういう入手の仕方もいいかもしれませんね。
もちろん、捌くのは自分ですからお忘れなくw



それから、うるま市の与那城漁港などは、ある特定の日に“素人青空セリ市” みたいなものを催すらしく、一般の消費者だけでゆる~くセリを実施するイベントなどもあると聞きました。

観光に従事する者としてはこういう貴重な体験を商品化して沖縄の魅力に育ててみたいなぁ。
お客さん絶対喜びそう♪



 

実はこの2人、女セリ師なのだ
左がヨッシーで右がチカちゃん カッコぅぅ♪




 




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