2012年07月06日
2012年7月5日。わった~しま(オラが街)宜野湾市に大型ショッピングセンター「サンエー宜野湾コンベンションシティ」がグランドオープンしました。
沖縄県内で大型ショッピングセンターといえば、このサンエーとイオン(旧ジャスコ)の2社が競う形になっていますが、ここ数年は、
・サンエーハンビータウン(1990年) ※2012年リニューアル
・サンエー具志川メインシティ(1999年)
・サンエー那覇メインプレイス(2002年)
・サンエー西原シティ(2003年)
・サンエー経塚シティ(2008年)
・サンエー宜野湾コンベンションシティ(2012年)
...とサンエーの方が大型GMS(総合スーパー)の出店が続き、攻勢をかけております。
特にこの「宜野湾コンベンションシティ」については、1㎞ほどの場所に本社と「大山シティ」という中規模店が近接しており、同社で同じ商圏を競合しかねない状況にも関わらずのGMS出店となりました。
実はこのエリア。
宜野湾市が25~30年ほど前からリゾートホテルや大型免税店等の開発を計画しながら、開発業者を選定しては頓挫、業者を変更しては頓挫を繰り返す、市の企画力と実行力の失敗の象徴のような場所。
当市に本社を置くサンエーさんが“義” により有休用地を活用すべく立ち上がったという経緯なんです。
※それでも、2年前に市商工会の端くれ各位と盃を酌み交わした際、“オレはあそこにはサンエーみたいな地元ターゲットの施設じゃなくて(観光)外貨を落とせる施設にしたかったんだよね~” なんて雑言が発せられたのでちょいと講釈して凹ましたのを憶えていますw
そんなこんなもありまして今日を迎えたのですが、レンタカーを生業にするPROとして、あの端くれ共が望む観光のポテンシャルを確認しにやってまいりました。
今日のネタはそのレポートって感じかな。
サンエーの人気テナント「大阪王将」
フードコートは全床面積のワリに小さめ
ファッションテナントは那覇メインシティよりジョートーb
沖縄初上陸の東急ハンズ♪
ファッションテナントは那覇メインシティよりジョートーb
沖縄初上陸の東急ハンズ♪
4枚連続の1枚目は沖縄県内ではサンエーさんでしか展開していない「大阪王将」。
4年ほど前に「具志川メインシティ」に出店後、「西原シティ」、「北谷はまがわ店」に続く県内4店舗目になります♪
その他、和風亭、ジョイフル、珈琲館、サーティーワンアイスクリーム、ミスタードーナッツ等の飲食テナントも豊富。
個人的にはフードコートが全体の床面積のワリに小さいかなぁ... という感想です。
生活カテゴリーではダイソー、宮脇書店、マツモトキヨシ。
雑貨やファッション、アクセサリーは「那覇メインプレイス」よりもお洒落っぽいブランドが入っている感じでしたよ。(※PROはそのへんが疎いのであまり自信はありませんが...)
今回の目玉はやはり沖縄初上陸の東急ハンズ。
東急不動産の関連企業で、いわゆる「ホームセンター」の1つに挙げられる業態チェーン。しかし、ホームセンターというにはオシャレすぎ! 通常のホームセンターとは異なる都会のセンスで展開し、大型の商品は控えて雑貨店に近い細かな品揃えを特徴としているんです。
親元を離れ上京したばかりの若者から、あらたに結婚生活をスタートさせるファッショナブルな夫婦までが身の回りの物を揃えるという人気の“ヒント・マーケット(同社キャッチコピー)” だ。
さて、PROがみる観光のポテンシャル。
個人的にはこの東急ハンズだけで中国、香港、台湾観光客を誘客できると思います。
現在、大半を占める首都圏を中心とした国内本土からの観光客にとっては、地元にあるコンテンツなので珍しくはないでしょうし、また地元のそれよりも品揃えは少ないはずです。(流通面での推測ですが...)
一方、今後劇的に増えていくであろう中国系、そしてそれに続くロシアマーケットのお客様にとっては非常に訴求力を持つでしょう。
願わくば、もっと家電スペースの充実があればさらに良いのですが、玉突き、継ぎ足し等でグレードアップする事は可能だと思いますので現時点ではまだ楽観的にみています。
1年以内にはインバウンド用の観光コースに間違いなく組み込まれると予想しているのですが、観光業界の皆さんはどのようにお考えでしょうか?
香港、台湾のお客様については既にレンタカーをご利用が進んできていますので、沖縄レンタカーPROでもこの商圏で少し仕掛けを作っていく必要を強く感じました。
夏商戦が終わったら企画会議だなこりゃw