2012年11月04日
10月18日にサービス開始となった、今、話題の!! 那覇空港LCC専用ターミナルに行ってきました。
いやぁ、やっぱり直接現場に行ってみないと分かんない事っていっぱいあるんですねぇ。
沖縄でレンタカーを商売にしていてこのLCC専用ターミナルを軽くやり過ごしていたら大変な事になるところでした。
これまでの国内線ターミナルとはまったく異なる流れになりますので今日のネタ帳で大事なところを押さえておきましょう。
■まず、LCC専用ターミナルというのはが何処にあるのか?
那覇空港というのは、南から「国内線ターミナル」、「(現)国際線ターミナル」、建設中の「(新)国際線ターミナル」の建物が順に並んでいますが、もうひとつ北に「貨物ターミナル」という建物が続いています。
LCC専用ターミナルは、この貨物ターミナルのANA管轄部分に簡易的に設置されています。
左の建物がLCC専用ターミナル
一見して分かんないですよねぇ
一見して分かんないですよねぇ
■LCC専用ターミナルにはどうやって移動するのか?
LCC専用ターミナルは貨物ターミナルの中にあるという性格上、関係者以外の入域が厳しく制限されています。
どうして貨物ターミナルが制限されるのか難しい事はPROもあまり詳しくないのですが、おそらく国際貨物も多くハンドリングしているので、税関を通っていない貨物がある、即ち日本ではないオフショア的な位置付けになっているのかもしれません。
貨物エリアに入域する時は厳重なチェックがあります
現時点でLCC専用ターミナルに移動する方法は、
・国内線ターミナルとの区間をピストンしているシャトルバス
・指定レンタカー会社の送迎バス のみで、自家用車も路線バスもタクシーも入域する事が出来ません。(もちろん徒歩でもダメですw)
国内線ターミナル④番バス乗り場から出発
■指定レンタカー会社は? 指定外のレンタカー会社との違いは?
指定以外のレンタカー会社をご利用(ご予約)のお客様は、
(1)シャトルバスで国内線ターミナルに移動
(2)それからレンタカー会社の送迎バスでレンタカー営業所に移動 という乗換えが必要となります。
もちろん、返却時も、
(1)レンタカー営業所で返却後、送迎バスで国内線ターミナルへ移動
(2)それからシャトルバスでLCC専用ターミナルに移動 となります。
ちなみに、沖縄レンタカーPROの提携レンタカー会社では、
◎トヨタレンタカー
◎ニッポンレンタカー の2社が指定レンタカー会社になっていますので、この2社のご利用(ご予約)のお客様は、LCC専用ターミナルから直接レンタカー営業所に移動する事が出来ます♪ (これは相当便利です!)
(2)それからレンタカー会社の送迎バスでレンタカー営業所に移動 という乗換えが必要となります。
もちろん、返却時も、
(1)レンタカー営業所で返却後、送迎バスで国内線ターミナルへ移動
(2)それからシャトルバスでLCC専用ターミナルに移動 となります。
ちなみに、沖縄レンタカーPROの提携レンタカー会社では、
◎トヨタレンタカー
◎ニッポンレンタカー の2社が指定レンタカー会社になっていますので、この2社のご利用(ご予約)のお客様は、LCC専用ターミナルから直接レンタカー営業所に移動する事が出来ます♪ (これは相当便利です!)
指定レンタカーのご利用が便利です♪
■国内線ターミナル⇔LCC専用ターミナル 間のシャトルバス
これがまた曲者なんです。
シャトルバスは国内線ターミナルの1階建物の外にある④番バス乗り場から出発します。
案内には、“搭乗手続きの30分前から10分おきに運行いたします。” と書いてあります。
素人(と言っては誤解があるかもしれませんが...)から見ると“じゃぁ、それはいつなんだ?” といったところでしょうか。
現在LCC専用ターミナルを利用している航空会社は「ピーチ・アビエーション(以下ピーチ)」と「エアアジア・ジャパン(以下エアアジア)」の2社なんですが、基本的に出発時間の2時間前からの搭乗手続き開始となっています。
という事は、19:30出発予定のエアアジア便は、マイナス2時間のさらにマイナス30分で17:00にならないとシャトルバスが動きません。
左からエアアジア、ピーチの搭乗手続きカウンター
要チェックです
さらに懸念されるのが飛行機の遅延。
ご存じのとおりLCC航空会社というのは、少ない機材を短い駐機時間をやりくりして安価な航空運賃を提供しています。
那覇空港にやってくる機材の到着が遅れると、代替機もありませんし、出発準備を猛ダッシュして調整する時間のバッファーもありませんから間違いなく那覇発便も出発遅れとなります。
すると準じて搭乗手続き開始時間も遅れ、ひいてはシャトルバスの運行も遅れますのでなかなかシャトルバスが現れないという状況が推察されます。
国内線ターミナルでLCC専用ターミナルの遅延情報がどれくらい積極的に案内されるかも不安が残ります。
お客様の側にも“一に確認、二に確認、三も四も五も確認!” というくらいの心構えが必要。
少々鬱陶しがられても「総合案内」のお姉ちゃんにこまめに運航状況などを確認しましょう。
35COFFEEも出店してますよ♪
PROがお邪魔したのはサービス開始から約半月程度経った頃。
まだまだ便数も利用客もそれほど多くはなく、ターミナルの運用も比較的のんびりとこなされていました。
しかし、この後は「ジェットスター・ジャパン(以下ジェットスター)」も沖縄路線を運航しますし、既存のエアアジア、ピーチも便数を増やしていくでしょう。場合によってはスカイマークもこのターミナルを利用する事になるかもしれません。
いまや沖縄レンタカーは沖縄観光に欠かせない交通機関ですので、LCC専用ターミナルに到着するお客様もほぼ間違いなくレンタカーをご利用になるはずです。
お客様が増えてきた時、指定以外のレンタカー会社に予約したお客様をいかに円滑に誘導するか?
これを誤ると到着早々ストレスを与え、沖縄観光に悪いイメージをもって帰られる事になりかねないので、我々も細心の準備をもって迎え入れたいと思います。
いやぁ、早々に見学してホントに良かった。