2012年11月27日
お犬様の散歩がてら「復活普天間 沖縄角力大会」を見学してきました。(@2012年10月28日・日曜日)
最近は県内のあちらこちらで地域の伝統行事を復活させて、活性化や地元愛の啓蒙が盛んに行われています。
近いところでは「宜野湾区の大綱引き」や「北谷うーんな(これも大綱引きの事)」、他にも八重瀬町富盛の「十五夜綱(ジュウグヤヂナ)」や沖縄市泡瀬に伝わる独特の「太鼓燈篭 (テークドゥールー) ガーエー」等々。
“わったー普天間もぬーがら伝統行事ねーんばがやー?(我らが普天間も何か伝統行事はないのかねぇ?)” と常々思っていました。
1960年代前半まで旧暦9月15日に普天満宮例祭で「奉納角力大会」が行われていたらしく、この「復活普天間 沖縄角力大会」は文字通りその復活版なのである。
普天満宮宮司の新垣委員長によると「戦後何もない時期で、当時は余興に対してすごく飢えていた気がする。特に角力を見ようと万単位の人が集まった。」そうだ。(琉球新報電子版より)
そんな訳で普天間が元の活気ある街として甦る事を期待し、このイベントが多少なりとも盛り上げればといそいそと見学にやって来たのです。
@普天間りうぼうの駐車場
安全祈願
開会式
ナマをはじめて観ましたがド迫力です
帰りに出店でちゃんこ汁とビール♪
見学して分かったのですが、沖縄角力というのは年間通して県内各地で催しされているらしく、ゴルフツアーのように同じ選手が何度も戦っているようです。
出場している金武のA選手、南大東のB選手、南城市のC選手等々は皆顔見知りでさしずめツアー仲間といった感じですね。
さすがに“賞金” ではなく“賞品” が提供されるだけなので、あくまでセミプロといった感じでしょうか?
(※種目や観る人によってプロの定義がハッキリしていませんのであまり深くは語りませんw)
冒頭で触れたように“地域活性化” や“地元愛啓蒙” が目的と聞いていたので、選手のほとんどが普天間んちゅではない状況は少々違和感? というか拍子抜けの感は正直ありました。
ただ、当時の奉納角力もこのように角力団体の巡業的な運営で、普天間んちゅ以外の取り組みが中心だったかもしれません。
もしそうであれば、それはそれで伝統なので特に問題はないのでしょうね。
そもそもこの沖縄角力。観てて感じたのですが素人にはかなり危険な“格闘技” です。
多様な技のそれぞれの特性や受け身を知らず、ちょいと力に自信がある... 程度で気軽に参加すると間違いなく大怪我しますね (- -;)
地元密着型のイベントではないというのが心の奥底から熱くなるにはやや無理がありますが、現状がまぁ無難な運営だと思います。ははは。
今後毎年催行されるのか? はたまた何年に1回のイベントなのかは分かりませんが、沖縄角力を中心に派生イベントを周りに散らして地元普天間んちゅが容易に参加できるものにしてほしいですね。
運営の皆様期待しております。
こてこてのローカルイベントなのでまだまだ観光客を呼べるようなシロモノではありませんが、いつの日かPROの生業である沖縄レンタカーの観光客にも楽しんでいただける催事になればと思っています。