沖縄レンタカーPROブログ

天ぷら食堂 桜囲 【グルメ】

2014年09月01日








住所でいうと“那覇市壺屋”。
しかし地元の方は、“開南(かいなん)”、“神里原(かんざとばる)”、“農連(のーれん)”とも呼ぶ不思議なエリアだ。


“農連”は文字通り農連市場がある事からであって地名ではないのはすぐに分かる。
ここは牧志公設市場のような小売市場だけでなく、商売人相手の卸売市場の性格も併せ持っているので、那覇で商売を営んでいる皆さんで日々賑わっています。


“開南”は地名っぽいですよね。ところがこちらもやはり地名ではないんです。
ここよりももう少し南の泉崎という地名があるのですが、ここに那覇市立開南小学校があります。
ここは戦前、沖縄では珍しい私立の旧制開南中学校だったのですが、東南アジアとの貿易で栄えた琉球の志をもって“南に道を開く”を校名にし、空襲まで4期しか卒業生を輩出しなかったそうですが、それはそれは優秀な方々が集まっていたそうです。

今の“せせらぎ通り”にはおのずと人が集まり、その中心は“開南交差点”と呼ばれるようになってこの名が地名のように親しまれているそうですよ。


そして最後に神里原。
“神里原大通り”という繁華街があるので、ウチナーンチュでもこの通り名から転じたものと思っている方も多いようです。
確かに今は住所もないのですが、その昔、ここは旧真和志村字樋川神里原というちゃんとした地名だったんですよ。


とにかくここは那覇というか沖縄でも珍しいいろいろな呼び名で愛される場所なんです。



  



今日やってきた「天ぷら食堂 桜囲(さくらい)」は、ホントに片隅ながらも何気に目を引く存在感で、日本風の天ぷらを愉しませてくれるお店です。


ご存じのとおり、日本の天ぷらと沖縄のそれは似て非ざるものでネタも違えば、もちろん味も違うし、付ける出汁(ソース)や調味料まで違います。料理とおやつくらい違うかなぁ...?

沖縄でも日本風の天ぷらは食べられますが、美味しい天ぷらを食べようと思ったら会席とまでいかなくても松花堂弁当くらいカッコつける気合は必要ですね。


ここ桜囲は、定食スタイルになっていて、お手軽価格でけっこう本格的な天ぷらがいただけるなかなかウレシイお店です。








PROがオーダーしたのは一番人気の「天ぷら定食」。
おひとり様@750円 で、
・魚介類 3種
・野菜類 3種
・白飯
・お味噌汁
・香の物
...に加えてなんと!
・天茶漬け
...もご希望の方には追加料金なしで付いてくる、深夜の通販番組もびっくりの内容です!


一品オーダーでも対応していますので、天ぷらにはうるさいお客様もきっと喜んでくれんじゃないかな♪

沖縄の食材のゴーヤーやオオタニワタリもメニューにあったので、20:00閉店だけど次は夕方からビールでつまむのもいいかもしれない。






このエリアは道が狭くお店同士がひしめき合っているので駐車場の確保が心配ですが、ほんのちょっとだけ中に入ればコインパーキングもあったので、沖縄レンタカーの観光客の方々も、ちょっと胃袋が沖縄料理に疲れたら日本風の天ぷらでリセットしてもいいかも。

コインパーキングも20分-100円と国際通り近隣よりも細かく刻んでいるのでお手軽だと思います。
※国際通りは60分-300円。食事だけが目的なら40分かかりませんでしたよ。






〒902-0065 沖縄県那覇市壺屋1-1-22 当山ビル1F
TEL 098-869-9255 営業/日曜休 11:00~20:00




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