沖縄レンタカーPROブログ

充電スタンド拡大33機で安心ドライブ! 100%電気自動車リーフ大感謝セール 【日産レンタカー】

2012年03月31日






今日は話題の電気自動車について。
先日、1回の充電走行距離が351㎞というシムドライブ社の「SIM-WIL(シムウィル)」という電気自動車が感性発表されました。(※まだ試作段階という事ですが...)


私、沖縄レンタカーPROもレンタカーの仕事に携わって10年そこそこになりますが、記憶する範囲では2009年に発売された三菱自動車の「i-MiEV(アイミーヴ) 」、2010年の日産「LEAF(リーフ)」に続く開発発表だと思います。


初めて「i-MiEV」に乗せていただいた時は、そりゃもう大騒ぎでした。
大袈裟でもなんでもなくホントに無音。「え。この車今エンジンかかってんの?」ってな感じで違和感アリアリ。車内でこれですから、喧騒の中での通行人は近づいても気付かない筈です。逆に危険なイメージもありました。

また、クルマの重量も関係したと思うのですが、加速の伸びというか、地面に触れている摩擦とか空気の抵抗とかを感じないような、これまで経験した事のないドライブ感覚を覚えています。


そんなこんなでここ数年でハイブリッド車の進化や、電気自動車の開発がかなり盛んになっていますが、今後もこの流れはどんどん進んでいく事でしょう。


で、沖縄のレンタカー市場ではこの電気自動車はどんな感じかというと、正直まぁ苦戦中かな。
「i-MiEV」はオリックスレンタカーが西表島で導入していましたが、試験的な意味合いが強かったので良し悪し評はあまり耳に入って来ませんねぇ。

一方、「LEAF」は、日産レンタカー、ニッポンレンタカー、オリックスレンタカーが導入しましたが、こちらも順調な販売とは言い難いですね。


PROの個人的見解ですが、この電気自動車の販売の障壁になっているのは以下の2点かと。
①インフラ。充電器の敷設状況が進んでいない事。
②価格。排気量がないので一概に比較出来ませんが、同サイズの車両と比較してけっこうお高め。




これは「普通充電器」



①の充電器ですが、「普通充電器」と「急速充電器」の2種類あって、「普通充電器」は約8時間、「急速充電器」は約30分で満タン充電(急速は80%)になります。
使い分け方ですが、設置場所が「普通充電器」がホテルや観光施設、「急速充電器」がファミマや高速のP.A.なので、基本的にはホテルの駐車場で休んでいる時に「普通充電器」で充電して翌日のドライブに備え、日中のドライブ中に電欠(ガソリン車でいうところのガス欠)になりそうな時に「急速充電器」を利用する。 ...という考え方です。


PRO個人的には「普通充電器」については特に問題はないと思うのですが、「急速充電器」は“急速”といっても約30分の時間のロスがネックなのかなと思っています。
移動の多い旅行中のスケジュールは30分といってもとても貴重です。いろいろと行きたい所をリストアップして頭をひねって作り上げた旅程ですから充電にかける時間で崩したくないのが人の情というものでしょう。
また、充電器の数も1か所1台がほとんどですので、別の人が使っているともしかして1時間ロス? ...て事もあり得るわけですから(泣)



あと、②の料金ですね。
電気自動車は排気量がないので比較しづらいのですが、「LEAF」の場合同じ日産車でしたら「マーチ(1,000㏄)」や「キューブ(1,300㏄)」がサイズ的には同クラスと考えてよいでしょう。
ちょっくら比較してみましょうか。

●LEAF     ¥8,000(日帰り) ¥15,000(1泊2日) ¥22,000(2泊3日)  *通年
●マーチ     ¥4,100(日帰り) ¥7,700(1泊2日) ¥11,300(2泊3日)  *繁忙期
●キューブ     ¥4,300(日帰り) ¥8,200(1泊2日) ¥12,100(2泊3日)  *繁忙期

●セレナ(8名乗りワゴン)     ¥8,100(日帰り) ¥16,200(1泊2日) ¥24,300(2泊3日)  *繁忙期


これを見れば一目瞭然。8名乗りワゴンクラスとほぼ同料金ですから、エコ意識だけではお客様の購入意欲をなかなかかき立てられないかと思います。



①の充電器インフラについては、現在全33か所までその数を増やしているので少しずつ解消の方向に向かっていると言っていいでしょう。
欲を言えば、1か所につき2~3台の設置により、順番待ちによる時間のロスを防ぐ事が出来れば文句なしかな。


②は現時点で同サイズのクルマと倍ほどの料金差があるので一番の課題と言っていいでしょう。
どうしても料金を下げられないならポイント制度等を導入してお客様に還元するなどして訴求向上しないと、売る側と買う側の溝はなかなか埋まらない様な気がします。


PROもこれからいろいろなアイディアを提起して販売のお手伝いができるよう頑張らなくちゃ。




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